「君が今夜もごはんをたべますように」感想

出張料理人を派遣するオーナーが、その仕事を始めたきっかけが書かれている話。

 

同じ作者が書いた「エプロン男子」というイケメン料理人たちが自分の家で料理を作ってくれる小説のスピンオフか前作にあたるのだろう。

 

先に「エプロン男子」を読んで面白かったので、この本も読んでみた。

 

「エプロン男子」では疲れている女性を料理で癒すってことがメインで話が進んでいたけど、

本作では、「エプロン男子」で出てきたオーナーの過去や恋愛の話がメインだった。

 

付き合っている相手との価値観の違いやすれ違い、「あのときああしてればよかったかな」みたいな後悔・・・そんな描写が多く、自分の昔の恋愛を思い出して少し悲しく、切なくなった。

 

そんな描写がメインなのに、いやだからこそ、人を想って料理することがどれだけすごいか、そして、それがどれだけ人の心を動かすか、「料理の力」が感じられた。

 

料理って本当にすごい。

そうだよね。だって私たちの身体は私たちが食べたものでできているんだもん。

映画「天気の子」感想。夏といえば青春。

話題の「天気の子」を観てきた。

 

前作の「君の名は」をめっちゃ好きだったから、今回も期待して観に行った。

 

まず圧倒的映像美!

東京って、私はごみごみしていてあんまり好きじゃないんだけど、そういう混雑した感じとかちょっと汚い感じとかの中にも、空のきれいな感じとか、さびれた中にある味みたいなものが、映像から伝わってきた。

アニメなんだけど写真見てる感じ。

ああ、絵がきれいだなって素直に感じた。

 

あと、企業名とか場所とか商品名とか、ぼかしてなくてそのまま使ってるのもリアルで、映画の世界に引き込まれた。

単に協賛の関係かもしんないけど。

ここ協賛してるのかなって考えるのも、地味に楽しかった。

 

さて、内容は・・・ネタバレになるから、詳しくは書きませんが、

前作同様「青春」っていうものを感じられた映画だった。

 

将来より目の前のことを優先して動いちゃう主人公の青臭さとか、まさに青春って感じ。そういうのいいよね!

 

それに夏休みに家出とか憧れる!

 

夏休みに観るのにはぴったりの映画でした。

私も青春したい!!